ルプラックの副作用と使用してはいけない疾患

ルプラックを服用してはいけない人
どんな薬にも、副作用と使用してはいけない禁忌があります。
初めて飲むお薬は服用後に思いがけない反応が出ることもあり、特に注意が必要です。

利尿作用でむくみを改善するルプラックはどのような症状が起こるのでしょうか?
この記事では、ルプラックの副作用と使用禁忌を紹介します。

ルプラックの副作用

ルプラックの副作用

ルプラックの主な副作用は以下の通りです。

・尿の大量排泄による脱水症状で起こる症状
・腎臓に対する負担で引き起こされる症状
・肝臓に対する負担で引き起こされる症状
・有効成分による免疫反応で起こる症状

 
副作用の症状が現れた際には、薬の減量、服用を中止しましょう。
明らかな異変が起こった場合は、すぐに医療機関を受診し、適切な処置を受けましょう。

尿の大量排泄による脱水症状で起こる症状

ルプラックの服用後、30分ほどで利尿作用が発現し、しばらく尿意が続きます。
頻尿の副作用はおよそ2~3時間で治まります。

ルプラックは尿を大量に排泄するため、身体の中の水分や塩分も一緒に流れてしまいます。

【主な副作用】
・頻尿
・頭痛
・めまい
・口の渇き
【危険な副作用】
・脱力
・不整脈
・全身倦怠感
・低カリウム血症
・高カリウム血症

【副作用の対策】
すぐに水分補給をしましょう。
電解質をスムーズに補給ができるスポーツドリンクがおすすめです。

腎臓に対する負担で引き起こされる症状

ルプラックは腎臓内のヘンレループという管に作用し、水分や塩分の再吸収を阻害することで利尿を促します。
腎臓に負担がかかってしまうと、血清尿酸値上昇で関節炎、痛風を招きます。

またクレアチニン上昇の症状が現れると、腎臓病の進行が疑われます。
クレアチニンとは、筋肉で作られる老廃物の1つ。

血液をろ過している腎臓の球糸体が障害を起こすと、血液を十分にろ過することができず、老廃物や余分な水分の排泄がうまくいかなくなり、クレアチニンが増えます。

【主な副作用】
・血清尿酸値上昇による関節炎、痛風
【危険な副作用】
クレアチニン上昇による腎臓病

【副作用の対策】
血清尿酸値、クレアチニンの状態について知るには、血液検査が必要です。
ルプラックを頻繁に使用する場合は、定期的な検査を行ないましょう。

また日常生活では以下の5つに気を付け、腎臓に対する負担を減らすことが大切です。

・適度な運動を行なう
・ストレスをためない
・アルコールを控える
・食事のカロリーを抑える
・意識的に水分補給を行なう

肝臓に対する負担で引き起こされる症状

ASTとALTは、肝臓に多く含まれている酵素の一種。
アミノ酸、エネルギー代謝において重要な働きをします。

何らかの異常で肝細胞がダメージを受けると、血液中にAST、ALTが漏れだします。

AST、ALTの数値が高くなると、肝臓が弱っているということです。

ALP上昇も肝臓の重大な副作用の1つです。
ALPは肝臓や腎臓などさまざまな細胞で作られる酵素で、胆汁の中にも存在します。

肝障害により胆汁の流れが少なくなる、または止まってしまうとALPが血液中に漏れだし数値が上昇します。
【危険な副作用】
AST、ALT 、ALP上昇による肝障害

【副作用の対策】
AST、ALT 、ALPの状態を知るには血液検査を行ないます。
必要に応じ、薬の減量、服用を中止しましょう。

有効成分による免疫反応で起こる副作用

免疫反応から血液疾患を起こす「スルフォンアミド誘導体」とルプラックの有効成分「トラセミド」は似た構造です。

そのため、同じような血液異常を発症させるおそれがあります。

【主な副作用】
・血液障害
・鼻血
・歯ぐきの出血
【危険な副作用】
・血小板減少
・黄疸

【副作用の対策】
異常を感じた場合は、服用を中止し、医療機関を受診しましょう。

ルプラック服用NG。使用禁忌

ルプラックの使用禁忌

使用禁忌とは、薬を使用してはいけない条件のことです。
ルプラックの使用禁忌は以下の通りです。

【トラセミド過敏症】
有効成分トラセミド、スルフォンアミド誘導体に対し過敏症、既往症がある方は服用できません。
アレルギーやアナフィラキシーショックを引き起こす恐れがあります。

【肝性昏睡】
ルプラックの副作用の低カリウム血症によって、血液中のアルカリ性度が高くなり肝性昏睡を悪化させる危険性があります。

【無尿】
無尿の疾患がある方はルプラックを投与しても利尿の効果が期待できません。
そのため使用禁忌となっています。

【体液中のカリウム、ナトリウムの明らかな減少】
ルプラックの副作用には、低カリウム血症、低ナトリウム血症があります。

体液中のカリウム、ナトリウムが明らかに減少している方の服用は、電解質失調を起こす危険性があります。